代表あいさつ


皆様、いつも大変お世話になっております。

平成25年度より代表に就任しました。大塚裕樹(41歳)です。私は、平成9年のオーガニック新篠津からの設立当社からメンバーで当時は、23歳でした。あれから18年目に入り今年は、40歳を迎えます。オーガニック新篠津は、全てがチャレンジであり、失敗と困難の連続で会社やメンバーも変わりながら進化して来ました。農家から農業経営者へ転換すべく生産からマネージメントに代わり、現在では、生産、加工、流通、販売など幅広活動になりました。近年のリーマンショック以降は、高い有機農産物の販売が困難になり、全国的にも有機農業は伸び悩んでいる状況でもあります。この厳しい現状でも私たちは、昔から取り組んでいる担い手育成に全力で頑張っています。なぜなら、次の世代を育てることこそ、土作りと同じ以上に大切なことだと考えているからです。

その眼が今、少しずつですが、芽が出てきていることが私たちの明るい光であり夢でもあります。ここ4年ほど前からの異常気象が私たちの農業経営を脅かし、農業から去っていく人があとを絶ちません。しかし、私たちは、日々、昔から、自然に試されています。

雨が降って来たらすぐあきらめる人がいます。雪が降ってきたらすぐあきらめる人がいます。風が吹いてきてもすぐあきらめて家に入る人がいます。しかし、私達は、そうは思いません。必ずチャンスがくるからもう少し頑張ろうと思うのです。

農業は、まさにピンチとチャンスの連続で自然というふるいにかけられながらメンバーが残り増えて行くのかも知れません。

私が代表になることは、まさにピンチをチャンスに変えることであり、オーガニック新篠津がさらに成長し、ブランドイメージを高め若い担い手の目標になる存在であるために努力することになると思います。

10年後の北海道は、グローバル経済に入り、アジアで一番注目される産地として花咲くでしょう、沢山の企業資本が入り、地域経済や方向性も様々な形になって農業経営も様変わりするでしょう。インターネットでの販売が、中心になり、全てがオープンの時代になるでしょう。個々の農家の経営がすべてオープンになり、いくら補助金をもらっていることもわかる時代になるでしょう。そうなれば必ず、環境保全型農業へ移行し有機農業が中心のカントリーに代わって行くことになると私は考えます。

オーガニック新篠津は、時代に先駆けてHPで個々の経営状況やいくら補助金をもらい環境保全にどれだけ貢献しているかを販売戦略の一貫として進めて行く準備をしていますのでどうかよろしくお願い致します。

生産と販売と取り組みに責任ある有機農家グループオーガニック新篠津を今後とも応援のほどよろしくお願い致します。

代表取締役/代表理事 大塚 裕樹